幼なじみはイケメン4人組


「ねぇねぇ旬ちゃん」

「んー?」

「また今度、一緒に何か作ろ?」


「おう、約束なっ」

「うんっ」



二人の視線が合わさって、私たちはまた笑い合う。


笑顔いっぱいの中でハンバーグが美味しそうに焼き上がり、ソースも完成。

お皿に綺麗に盛りつけして、私と旬ちゃん渾身のハンバーグが出来上がった。



それぞれのハンバーグをテーブルに運び、お箸を準備。

サラダも作っていたし、インスタントだけどスープも用意した。


……凄いじゃん。 お店で出しても恥ずかしくない感じだっ。

料理の苦手な私が作った奇跡の一品っ!!

一緒に作ってくれた、旬ちゃん様々だ。



「私たち凄いねっ!! 完璧じゃんっ!!」

「ところでさ、ミサ」

「んー?」


「米炊くの忘れてたな」

「……ん?」



……あ。

あぁっ!!


すっかり忘れてたーっ……!!



せっかくのハンバーグなのにっ!! 白いご飯があったら最高に幸せな気分になれたのにっ……!!



「……ごめんなさい、私のせいだ……」


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