幼なじみはイケメン4人組
7 ごめん。
………
……
…
とにかくもう、ベッドの上は気持ちよすぎる。
枕を抱き締めながら寝るのが好きだし、毛布から足を出して寝るのも好き。
一生布団の上でもいい。
ゴロゴロゴロゴロと、ずーっとだらけていたい。
そんなことを浅い眠りの中で思っていた時だった。
「ミサ、今すぐ起きてっ」
……いつもニコニコしてる晃太くんの、どこか慌てたような声が聞こえてきた。
今すぐ起きて、って言った?
そんなの無理だよ。 だって私はこのままベッドの上で……──、
「──……って、え……?」
「急がなきゃマジで遅刻っ!!」
……え。
晃太くん?
え、何……遅刻……?
遅 刻 ! ?
「……うわっ!! やっちゃった……!!」