幼なじみはイケメン4人組
「小さい頃からずっと好きだった。 初めは幼なじみとしてのものだったけどね。
でも ずっと一緒に居たらさ、恋愛としての『好き』にならない方がおかしいでしょ」
「……」
「言おうかどうかずっと迷ってたけど、言わないまま終わるのはイヤだった。 だから俺の気持ちを言ったんだよ」
「……でも、私……今まで全然……」
「俺のことをそういう風に見てないってことはわかってる。 ずっと前から知ってたよ。
だから『どうしても無理』って言うんだったら、俺はキッパリと諦める。
今まで通り 幼なじみ としてミサと過ごしてく。 それでいいって思ってるのも事実なんだ」
ポンポンと私の頭を叩き、歩夢は立ち上がる。
「明日の朝に、返事を聞くよ」
そう言った歩夢は、私から離れて教室に入っていった。