海色なダーリン


「まさか、浮気したなんて思ってないよな?」





「まっまさか~思うハズないよ!!!
健人はそんな事しないもん!!」





「ほんとかぁ~?」




「ほっほんとだよっ!!」



「ふ~ん・・・??」




「健人はまたそうやって意地悪するんだからっ!!」



「ハハハッ  ごめんごめん♪」



こんなふうに、意地悪するところが
まるで 海のしょっぱい塩のようなんだよね。




「奈々・・・おいで」



健人が真剣な顔で私を引き寄せる。



そして、またギュッと強く私を抱きしめた・・・




そして、健人が言った。













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