海色なダーリン
「奈々、誕生日おめでとう!!!」
「健人・・・覚えててくれたの??」
「忘れるわけないだろ?」
「良かったぁ ありがとう♪」
「どうしても今日、
奈々に会って伝えたい事があったんだ。」
「伝えたい事?」
「そう。だから、仕事を詰めてきたんだ。
忙し過ぎて、全然奈々に
かまってあげられなくて本当にごめん。
すごく寂しい思いさせちゃったな。」
「ううん。そんな事ない!!
健人が私のためにしてくれた事でしょ!!
私、健人が会いに来てくれてすごく嬉しいよ!!!」
「奈々・・・ありがとう。
オレ、本当に奈々の事が好きだよ。」
「どうしたの?急に?でも嬉しい!!
私も健人の事が世界で一番大好き!!!」
健人が私の顔をじっと見つめる。
「けん・・と・・?」