海色なダーリン
「奈々、聞いてほしい事がある。」
また、真剣な顔の健人。
思わず敬語になってしまう。
「はい・・・。」
「オレは、誰よりも奈々の事が好きだよ。
向こうでがんばれたのも奈々がいたからなんだ。
奈々の笑顔を思い出すと どんな時でも
すごく元気がでた。」
「オレにとって、奈々はかけがえのない
大事な人だって気づいたんだ。
だから、これからもずっとずっと
オレの傍にいてほしい。」
「・・・うん。すごく嬉しい。
私もずっとずっと健人の傍にいたい・・・」
「奈々・・・」
「うん?」
「オレと結婚して下さい!!!
そして、ずっとずっと隣で笑っていてほしい。」
「・・・・・!!!」
「健人・・・けっ・・んと・・
わ・・たし・・ひっくひっく・・嬉しい・・」
涙が溢れてきた。