日だまりの太陽
変わりつつある日常

~紗枝~


私たちは、バイバイしたあと各自教室へと戻った。

それから休み時間になるごとに三郷くんは、私の所へ来てくれた

水戸くん込みで!

「ねぇ!ねぇ!」

それは、昼休みのこと


ご飯を食べている私の目の前に
髪の毛がロングで顔立ちもすごく可愛い女の子がいたからだ。

「私、七瀬 晴香!!よろしくねっ」

と、握手をともめられた。
七瀬さんは、八組の子だ

ちなみに私は七組。三郷くんは六組


「一緒にご飯、食べてもいいかな?」

始めて言われたその言葉に戸惑いながら

「う、うん!」

「ありがとう!」

と、ニコッと笑った七瀬さんは、本当に可愛かった

「湊川さん…で、いいんだよね?」

「う、うん」

「最近、三郷くんと仲良いよね?」

「え?あ、たぶん…」

なんか、気まずい雰囲気が流れた。

「はぁ。」

と、七瀬さんがため息をついた。

わたし、なんかしたかな。

と、焦りを隠せないでいると…

「はぁ。羨ましいなぁ、湊川さんと仲良くできるなんて」

「へぇ?」思わず変な声が出てしまった。

「わわ、わたし!?っ」

「そうよ!私、湊川さんとずっとお友達になりたいと思っていたのよ!!
だけど、話すタイミングが分からなくて。。。」

「そしたら三郷くんってば、私より先に湊川さんとお友達になってるし」

淡々と話す七瀬。
私は、軽くパニックに陥っていた。
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