日だまりの太陽
「俺…4月まで生きるのが困難なんだって…」
えっ…。4月?
4月なんて早すぎる…
嘘だ…だれか嘘だといってよっ!!!
「………………………うっ。」
あ、三郷くん。泣いている…
声を殺して泣いている…。
ズキッ。
三郷くんは、もっと辛いんだ。
いきなり、余命を聞かされてなのに生きられるのがあと2ヶ月なんだ…
私より辛い…思いを三郷くんは、してるんだ…
私は、三郷くんを抱き締めた
「俺…叶うなら、ずっと…湊さんと一緒にいたかった…
まだ、死にたくないっ…
生きているのが当たり前で…寿命なんてない。。
普通の体に生まれて、普通に生活したかった……
なんで、こんな体に生まれちまったんだよ…!!!!
なんで!?なんで……」
悔しそうにそして、切なそうに声を殺して、三郷くんは泣いていた。
そして、
「湊さん、俺に恋してくれてありがとう。」
三郷くんは、微かにそう言ったんだ