日だまりの太陽




ふわっ

一瞬、唇に柔らかいものが触れた。


ビックリして目を開けると…


「紗枝。俺に最後の思い出をつくって?」


目頭が熱くなった


私、わたし、頑張る。

三郷くんの為に…


「私にも三郷くんとの思い出を下さい。」


泣きながらそう言った。


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