日だまりの太陽

「「おはよー」」

友達同士で挨拶している子達の横を通りすぎて、自分の教室に向かう

その間に言われるのは

「あの子、名前なんだっけ…」

「みな…なんとかだったんじゃない?」

もう、気にしてはいない

廊下を一人歩いていると

「湊川さんっ!おはよ~」

と、肩を叩かれた

ビックリして、後ろを振り向くとそこにいたのは、三郷くんだった

「お、おは…よ?」

「ははっなんで、ハテナなんだよ」

と、可笑しく笑う三郷くん

それにつられて

「ふふっ」

と、私も三郷くんに笑い返した
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