はまきり
「そういえば神木、あんたチーム名入力してたけど何にしたのよ。」
「内緒だよーん!」
「…変な名前にしてないでしょうね。」
亜希は神木を睨みつける。
「まぁ、いいわ。エントリーも終わったし、寮に帰りましょ。行こう、悠。」
「そうですね。」
「実家から美味しいお菓子が届いたのよ、一緒に食べない?」
「いいですね、紅茶でも買って帰りましょうか。」
そんなことを話しながら亜希と悠は楽しそうに寮の方へ帰って行った。
「神木、あの二人いつの間に仲良くなったんだ。」
「なんだ、野添ちゃん知らねーの?あの二人F寮のルームメイトだよ。」
なるほど、そういえば悠は1組で亜希はA組だった。
「俺たちも帰ろーぜー、野添ちゃん。」
「そうだな。」