恐怖へいざなうメールはいかが~from.ミチカ
森田はビクッと体を震わせた。私の鋭い叫び声に驚いたらしい。しかし意志は揺るがないらしく、私をチラリと見ると、再び携帯電話を取ろうと手を伸ばした。手に取れば、宝物のように丁寧に両手で持った。
そして、私をまっすぐに見つめた。
「メール、見ますね」
私が顔を激しく左右に振って拒否しても、動じず見た。
見終わったとたん、森田は驚いた顔のまま凍り付いた。それほど最後の一行はヤバイ文章だった。
メールはこう続いていた。
―だから、決めました。直接、春乃さんに会いに行きます。永遠に友達でいてもらうために…―
私はヘナヘナとその場に座り込んだ。あまりのショックに、何も考えられなかった。
いや、ある考えだけが頭の中をグルグル回り、他の事を考えられなかった。
「…私、死んじゃうかもしれない」
ミチカがやってくる日を考えると、心臓が凍り付きそうな恐怖に泣く事すらできなかった。
そして、私をまっすぐに見つめた。
「メール、見ますね」
私が顔を激しく左右に振って拒否しても、動じず見た。
見終わったとたん、森田は驚いた顔のまま凍り付いた。それほど最後の一行はヤバイ文章だった。
メールはこう続いていた。
―だから、決めました。直接、春乃さんに会いに行きます。永遠に友達でいてもらうために…―
私はヘナヘナとその場に座り込んだ。あまりのショックに、何も考えられなかった。
いや、ある考えだけが頭の中をグルグル回り、他の事を考えられなかった。
「…私、死んじゃうかもしれない」
ミチカがやってくる日を考えると、心臓が凍り付きそうな恐怖に泣く事すらできなかった。