恐怖へいざなうメールはいかが~from.ミチカ
「えっ?」
『ハルちゃん、お母さんとうまくいっていなかったでしょ?それで心の隙間を埋めるように、沢山メール交換をしていた。薬物中毒の人のように。ミチカはその隙につけこんでハルちゃんに悪さをした。違う?』
「…なんで、わかるの?」
『もうハルちゃんとは、五年も付き合っているんだよ。それくらい、わかるよ』
「香…」
『だからさ、一人で苦しまないで話してくれればよかったのに』
「でも、私にもいけないところは沢山あったんだ。だから、こんな事になったんだ」
『反省しているんだ』
「いるよ。朝、テレビ見た?七人も亡くなったんだよ。私がミチカと出会わなければ、こんな事にならなかったはず」
『・・・』
「亡くなった人には、本当に悪い事したって思っている。何とかして罪滅ぼしをしたい。亡くなった人の家族に会って、土下座をしたい。『私だけ助かってゴメンなさい』って謝りたい!」
『…許してあげる』
「ほ、本当?」
『ハルちゃんの一生懸命な気持ち、ちゃんと伝わったよ。だから、許してあげる。これからも、友達でいようね』
「ありがとう、香…」
『でも、今度困った時は相談してね。そのための友達なんだから』
「うん」
『絶対だよ』
「うん…」
私は幸せな気持ちで一杯になった。香に心から感謝した。
―彼女が生きていて、本当に良かったと思った。―
『あっ!』
感涙にむせぼうとした瞬間香は叫び、私は現実に引き戻された。
「何?何?何が起こったの?」
『今時計を見たら、八時になっていたの。ヤッバーイ!遅刻するっ!』
「ごめん!私がこんな時間に電話したから」
『大丈夫、走ればバスに間に合うと思うから。じゃ、またね。あっ!新しい電話になったら、メールしてね。待っているから!』
「うん、必ずする。じゃ、また!」
『ハルちゃん、お母さんとうまくいっていなかったでしょ?それで心の隙間を埋めるように、沢山メール交換をしていた。薬物中毒の人のように。ミチカはその隙につけこんでハルちゃんに悪さをした。違う?』
「…なんで、わかるの?」
『もうハルちゃんとは、五年も付き合っているんだよ。それくらい、わかるよ』
「香…」
『だからさ、一人で苦しまないで話してくれればよかったのに』
「でも、私にもいけないところは沢山あったんだ。だから、こんな事になったんだ」
『反省しているんだ』
「いるよ。朝、テレビ見た?七人も亡くなったんだよ。私がミチカと出会わなければ、こんな事にならなかったはず」
『・・・』
「亡くなった人には、本当に悪い事したって思っている。何とかして罪滅ぼしをしたい。亡くなった人の家族に会って、土下座をしたい。『私だけ助かってゴメンなさい』って謝りたい!」
『…許してあげる』
「ほ、本当?」
『ハルちゃんの一生懸命な気持ち、ちゃんと伝わったよ。だから、許してあげる。これからも、友達でいようね』
「ありがとう、香…」
『でも、今度困った時は相談してね。そのための友達なんだから』
「うん」
『絶対だよ』
「うん…」
私は幸せな気持ちで一杯になった。香に心から感謝した。
―彼女が生きていて、本当に良かったと思った。―
『あっ!』
感涙にむせぼうとした瞬間香は叫び、私は現実に引き戻された。
「何?何?何が起こったの?」
『今時計を見たら、八時になっていたの。ヤッバーイ!遅刻するっ!』
「ごめん!私がこんな時間に電話したから」
『大丈夫、走ればバスに間に合うと思うから。じゃ、またね。あっ!新しい電話になったら、メールしてね。待っているから!』
「うん、必ずする。じゃ、また!」