恐怖へいざなうメールはいかが~from.ミチカ
しかし、ふいに寂しさに襲われた。
(それに比べ、私は何をやっているんだろう。親とはうまくいかないし、変な事は起きるし…でも、私は悪くないよ。ちゃんと学校に通っているし、携帯電話の使用料を払うために、遊ぶお金を作るために、バイトだって沢山している。つまり、親が悪いんだ。特に母親。あの女がヒドすぎる。たぶんあの女は、おなかを痛めて産んだ子供は、必ず自分の思い通りになる、いや、ならなければならないと思っているんだ。私の人生は私の物なのに…マジ、ムカツク!きっと香の両親は香の話しをちゃんと聞いてくれて、香を一人の人間として見てくれているんだ。だから香も寂しいと思わないし、ちゃんとした人生を歩いているんだよ)
ノビノビと生きている香を見ると、いつもとてもうらやましかった。いっそ自分も彼女の家族になりたかった。そして彼女のようにノビノビと生きたかった。
しかし叶うはずもなく、襲ってきた悲しみに耐えられず、枕代わりにしているソファーの肘掛けを涙で濡らした。
私はソファーの上へ横たわると、おなかの上に景品の残りであるバスタオルを掛け、いつの間にか眠りについた。考えている以上に疲れていたようだ。
(それに比べ、私は何をやっているんだろう。親とはうまくいかないし、変な事は起きるし…でも、私は悪くないよ。ちゃんと学校に通っているし、携帯電話の使用料を払うために、遊ぶお金を作るために、バイトだって沢山している。つまり、親が悪いんだ。特に母親。あの女がヒドすぎる。たぶんあの女は、おなかを痛めて産んだ子供は、必ず自分の思い通りになる、いや、ならなければならないと思っているんだ。私の人生は私の物なのに…マジ、ムカツク!きっと香の両親は香の話しをちゃんと聞いてくれて、香を一人の人間として見てくれているんだ。だから香も寂しいと思わないし、ちゃんとした人生を歩いているんだよ)
ノビノビと生きている香を見ると、いつもとてもうらやましかった。いっそ自分も彼女の家族になりたかった。そして彼女のようにノビノビと生きたかった。
しかし叶うはずもなく、襲ってきた悲しみに耐えられず、枕代わりにしているソファーの肘掛けを涙で濡らした。
私はソファーの上へ横たわると、おなかの上に景品の残りであるバスタオルを掛け、いつの間にか眠りについた。考えている以上に疲れていたようだ。