恐怖へいざなうメールはいかが~from.ミチカ
人のような形になれば、バチッと音が立ちそうなほど大きな目を開け私を見た。その目は、黄色く濁っていた。
「・・・!」
もっとも恐れていた事態が起きてしまった。私の携帯電話をイジった三人全員が取り憑かれてしまったのだ。
(どうしよう…本当にどうしよう…香達まで取り憑かれてしまった!)
今や私の携帯電話は、誰がメールを開いても取り憑かれてしまうらしい。
(あの子のメールがウイルスのように広がって、みんなのメールに取り憑いているんだ。なんてすごい力を持っているの!)
私は奈落の底へ突き落とされたようなショックを受けた。あまりのショックに、体を抱きしめたまま呆然と中を見つめた。泣くことすら出来なかった。
気がつけば、呪文のように一つの事をしゃべり続けていた。
「みんなのメールを削除しなきゃ。アドレスも削除しなきゃ…じゃなきゃ、みんな取り憑かれちゃうよ…」
「・・・!」
もっとも恐れていた事態が起きてしまった。私の携帯電話をイジった三人全員が取り憑かれてしまったのだ。
(どうしよう…本当にどうしよう…香達まで取り憑かれてしまった!)
今や私の携帯電話は、誰がメールを開いても取り憑かれてしまうらしい。
(あの子のメールがウイルスのように広がって、みんなのメールに取り憑いているんだ。なんてすごい力を持っているの!)
私は奈落の底へ突き落とされたようなショックを受けた。あまりのショックに、体を抱きしめたまま呆然と中を見つめた。泣くことすら出来なかった。
気がつけば、呪文のように一つの事をしゃべり続けていた。
「みんなのメールを削除しなきゃ。アドレスも削除しなきゃ…じゃなきゃ、みんな取り憑かれちゃうよ…」