コイ。~いつまでも~
「・・・るかちゃん・・・?」

「え・・・?」

こえのしたほうを振り返ると、りゅうのおかあさんが立っていた。
その顔色はとても良いものとは言えない。目が腫れてる。

なんか・・・なんか言わなくちゃ・・・。

「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・私のせいで・・・りゅうが・・・」

「いいえ・・・違うの。あなたのせいじゃないのよ?だから、頭を上げてちょうだい?」

「わたしが・・・わたしがいたから・・・ぼーっとしてたから・・・・」

「あのこが・・・龍也がるかちゃんを守りたくて守ったの。だから、りゅうの気持ちを分かって欲しい。ね?」

「クッ・・・ヒッ・・・」

「あのこ、あなたのこと本当に大好きなのよ。」

「私も・・・私も、大好きです・・・。」

「うん。その気持ちを忘れないで欲しい。ずっと龍也のこと、覚えてて欲しい。」

「はい・・・・・」

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