優しくキスをして
「な、何ていうこと?ボルジア諸国を?ボルジアは・・・ボルジア諸国は元はボルジア家ではないか・・・みな、同じ家のものではないか!!ボルジアは戦争にどうするのだ!!」


「ルクレツィア姫、そう感情的にならないで、私、ニケーアも ボルジアです。我らは戦争はこのまない、しかし、来るのには国を守らないといけないゆえ・・・戦争には立ち向かいます」



「ルクレツィア、少し頭を冷やしなさい。チェーザレ時期陛下よそなたの父君はなんとおっしゃっている?」



「ボルジアの血を守るとのこと・・・」


ボルジアの血…
ボルジアの血を守るんだったら血を濃くしないと…


国を大きくしないと…


シエナは戦力はあるが大国相手だと長引きそうで自滅するだろう


それに反しニケーアは大国相手にも負けない戦力がある



「ボルジアの血を守るか・・・チェーザレ時期陛下よ他のボルジア諸国はどう言ってる?」


「ボルジアの血は永遠」


ボルジアの血は永遠・・・血は途絶えない・・・勝利を意味する



「チェーザレ様、私も戦争に参加しますわ」


「何を言ってるんだ!!」
「ルクレツィア!!止めて!!」

お母様、お父様、私は国の為に力になりたいの・・・


「ふん、この戦争はくだらん家の争いごとだ…しかも民を巻き込む。くだらん民族意識に発展している」

チェーザレの緑の目は冷たい海水のように冷え切っていた
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