生徒会からのご指名入りましたー!
うへぇ、めんどくさいな...。

教室戻るかな...。

弁当食べてないし...。


「千春ー!千春、千春ーー!!」

「ん?あ、一夏。そんなに呼ぶなって、聞こえてるから、ほら、よしよし....」


この私の前にいる畑田 一夏。
いわゆる幼なじみだ。

一夏は、男だが、可愛すぎるのだ。身長は高いのに....。

一夏が可愛すぎるのであって、
断じて、私が、男より可愛くないという訳ではない。

....多分。



「お弁当、いつも一緒に食べてるのに、教室にいないから寂しかったよ....」


あー、そういえば、そうだったな。
一緒に食べてたっけ....


「別に、他の人と食べてもいいんだよ?」

「だーめ!僕は千春とがいい。」

「そっか」

あー....あれだ。
犬っぽくて可愛いな。


私は、一夏の頭を撫でてみる


「わ、ふわふわだー」


流石、犬である。


「やめてよー。」

「へへ....ぐへへ....」

「千春、やめてよ、その笑い方....」


おっと、ついよだれが....


「あ、そうだ、千春、

どこいってたの?」

「ん?生徒会に紙、届けてきたー」

「生徒会か...」


一夏は、すこし顔を曇らせた。


どうした。
いつもの可愛さはどこへいった。

戻ってこい!可愛さ!


「どうした!一夏よ!」

「ううん、別に何でもないよ。」

「そっか 。」

「....とりあえず、お弁当行こー!」

「おー!」
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