マンガみたいな事が起きました。


「舞ちゃーん、一緒になろっ」


「当たり前だよ、さつきぃー」


さつきとあたしがペアってことは、
大雅と同じ班になれるしね。


「さつき」


名前を呼ばれて照れくさそうに大雅の方へ行くさつきはとても可愛い。

最近、可愛さが増した。


「同じ班になろ」


「うんっ」


大雅の隣には………


「東雲、よろしく~」


爽やかにニコッと微笑む裕貴くんがいた。


「あれ?
東雲と裕貴って仲良いんだっけ?」


「お前がプールで中村さんと結ばれたからな」


周りの人がさつきと大雅を見る。


結ばれたって……

「ちょっと裕貴!!
誤解を招く言葉を使うのはやめてくれ…」


「だって本当だろ?
それに、中村さんのお姉さんは俺の友達といたし……」


そうだっけね……。


たしか、今はピアスの数が異常値な男子と付き合ってるんだっけかな。

初めての年下彼氏とか言って盛り上がってたらしい。




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