マンガみたいな事が起きました。

4日目


「舞ちゃんっ、あれ、あれー!!」


「………」


「東雲、ほら、置いてくぞ」


「………あ、うん…」


4日目の最終日は、
USJで午前中遊んで帰るという流れ。


昨日のことがあって、
あたしは遊ぶどころじゃない。


さつきと大雅には、
渉が説明したらしくて二人とも無駄にテンション上げ上げだ。


「あ、このカチューシャ可愛い~♡」


さつきが指をさしたのは、
キティーのカチューシャ。

おっきいリボンが着いていて確かに可愛いかも。


「舞ちゃんは、こーれっ」


さつきが頭にしてるのはリボンがピンクのカチューシャ。

あたしのは赤。


「じゃぁ、俺はスヌーピーかな…」


大雅も選んでみんなで買った。


「写真とろーぜ」


大雅が提案したその時、


「可愛いですね。
みんなカチューシャ似合ってますよ」


「先生!?」


「写真撮ってあげますから。
ほら、3人並んで並んで」


渉がカメラを構えて
パシャリと撮ってくれた。





< 238 / 341 >

この作品をシェア

pagetop