マンガみたいな事が起きました。
4日目
「舞ちゃんっ、あれ、あれー!!」
「………」
「東雲、ほら、置いてくぞ」
「………あ、うん…」
4日目の最終日は、
USJで午前中遊んで帰るという流れ。
昨日のことがあって、
あたしは遊ぶどころじゃない。
さつきと大雅には、
渉が説明したらしくて二人とも無駄にテンション上げ上げだ。
「あ、このカチューシャ可愛い~♡」
さつきが指をさしたのは、
キティーのカチューシャ。
おっきいリボンが着いていて確かに可愛いかも。
「舞ちゃんは、こーれっ」
さつきが頭にしてるのはリボンがピンクのカチューシャ。
あたしのは赤。
「じゃぁ、俺はスヌーピーかな…」
大雅も選んでみんなで買った。
「写真とろーぜ」
大雅が提案したその時、
「可愛いですね。
みんなカチューシャ似合ってますよ」
「先生!?」
「写真撮ってあげますから。
ほら、3人並んで並んで」
渉がカメラを構えて
パシャリと撮ってくれた。