マンガみたいな事が起きました。
きっかけ
裕貴side
あのままズリズルと時が経ち、
北風で葉っぱも舞うこの季節。
12月に入って数日。
東雲たちとも微妙な関係。
周りは今月にあるクリスマスで盛り上がっている。
「ひ、裕貴くんっ!!
あたし……ずっと好きでしたっ…」
毎日のように放課後呼ばれては告白され。
「ごめん」
の一言を告げて後を去る。
どうしてだろうな。
いつも想うんだ。
告白してくるのが東雲だったら……って。
最近、仙崎と一緒にいない。
それに笑ったりもしない。
全部自分のせいってことはわかってても
好きな子の笑顔が見れないのは辛い。