マンガみたいな事が起きました。
舞side
裕貴くんとの約束。
「渉に言ってもいい?」
「あぁ、頼むよ」
今までの裕貴くんじゃないみたいだった。
寂しそうな顔。
放課後、職員室を訪れる。
昨日の今日だから
なんか恥ずかしい。
「仙崎先生いますか?」
「え、あ、舞さん…?」
また何かあったのか、と
心配してる。
ちがうよ、もう少しだもん。
「お話があるんですが……」
「えーっと…、じゃぁついて来ていただけますか?」
「はいっ」
ニコッと笑ったあたしに一瞬驚いたけど、いつもの微笑みを返してくれた。