マンガみたいな事が起きました。

舞side


裕貴くんとの約束。


「渉に言ってもいい?」


「あぁ、頼むよ」


今までの裕貴くんじゃないみたいだった。


寂しそうな顔。




放課後、職員室を訪れる。



昨日の今日だから



なんか恥ずかしい。


「仙崎先生いますか?」


「え、あ、舞さん…?」


また何かあったのか、と
心配してる。


ちがうよ、もう少しだもん。



「お話があるんですが……」


「えーっと…、じゃぁついて来ていただけますか?」


「はいっ」


ニコッと笑ったあたしに一瞬驚いたけど、いつもの微笑みを返してくれた。




< 290 / 341 >

この作品をシェア

pagetop