The day which can meet with smile some day.
3
ガシッと腕を捕まれてやってきたのは不良の溜まり場のおきまりのパターン屋上…ではなく。
「…教室?」
「んー。あー。ここは空き教室。使ってないから使ってあげてるんだよ。」
と説明してくれた優成くん。
「はぁ。まぢ勘弁。こんなくそ女と溜まり場でも一緒にいなきゃいけないなんてよ。俺様を殺す気かよ。」
「別に死んでも何とも思わないんじゃないのー。」
うわー。翼くんにひどいこといってるよー。
てか、そのすきに…無理だ。握ってる手の力が強すぎて逃げるのは不可能だ。
「…はぁ、んじゃ、行きますか。…あっ!姫愛羅ちゃん。」
「んー?」
「この部屋の中の奴らほとんどが女嫌いなわけ。まぁ、一人違うやつがいるけど、だからあんまり気にしないで。」
いやいや、女嫌いなら許可だすなよ、
「…わかった。」