運命
「璃子のおばあちゃんや

俺のおじいちゃんもその一人なんだよね・・」



陸の言葉にはっとする。陸は続けて言った。




「俺のおじいちゃんも

シベリア抑留者だったんだ・・」




その時、頭の中で、図書館で陸に二目惚れした時の事を思い出した。


だから、本を探してたんだ・・


じゃ・・今日の映画も・・



何だか胸が締め付けられた。





< 100 / 144 >

この作品をシェア

pagetop