運命
ふと、胸騒ぎがした。




陸のおじいちゃんは、日本に


愛する人を残してはいなかったのだろうか・・




私を覆ったその薄暗い妄想を私はすぐに取り払った。



でも、胸騒ぎはおさまらない。



今度おばあちゃんに会いに行こう・・


戦争の事・・おじいちゃんの事・・


聞きに行こう。




私は、そう心に決めた。





< 102 / 144 >

この作品をシェア

pagetop