運命
「あの・・突然すみません。


私、岡崎美咲って言います。


陸の事でお話があるんですけど・・」




陶器のような白い肌・・


ネコ目の私と違って、イヌ目と言うんだろうか・・


少し垂れた下に大きく開いた目・・


顔のつくりはかわいい系のはずなのに


大人っぽくどこか冷たい無機質な感じ・・



全体的につくりの大きな整った顔立ちの彼女は、


呆然と座ったままの私を見下ろし、スラスラと話し続けた。





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