運命
薄暗い闇から稲光が射す。

直後、雷の爆音と共に激しく雨が降り出した。

まるで、私の心を映すかのよう・・

傘も差さずに、私はその雨の中を駅へ向かい走った。

雨が涙をかき消してくれるからちょうどよかった・・

一度に私を襲った数々の言葉・・

私は、整理ができず壊れそうだった。



元カノ・・



初めての相手・・



結婚の約束・・





いとこ・・





どうゆう事・・?


私は陸の事、何も知らなかったんだ・・


信じられない・・


陸なんて・・


好きにならなきゃよかった・・




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