運命
自業自得だ。


女性を侮辱するのも大概にしてほしい。


二度と使い物にならないくらいに蹴り上げてやりたかった。


大人しくてかわいらしいお勉強ばっかしてるN女学校生が、


こんな事をするとは思わなかったのだろう・・


無理もない。


一番驚いているのは私自身だったのだから。



私の中に眠る自己防衛本能が目を覚まし、何とか事無きを得た。


女の敵、痴漢野郎どもを成敗した気分は、痛快だった。


陸や美咲さんに対する気持ちのもやもやも、


あの男の股間への一撃に込めてやった。




< 113 / 144 >

この作品をシェア

pagetop