運命
急いで時間割りの準備をし、着替えて、顔を洗う。

天然スーパーストレートの私の髪は、何もしなくても今日もまとまりを見せている。
こんな時に便利なんだ。


って、鏡に見とれている暇はない。


朝食も取らずに、歯磨きをして家を飛び出す。



「朝ご飯くらいきちんと食べろっっ!!」



後ろからパパの怒鳴り声が聞こえる。



「時間ないもんっっ!!つーか、ちゃんと起こしてよね!!」



自分の寝坊を棚に上げ、逆ギレして叫ぶ私。


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