運命
学校に着くと、ホームで号泣する私を目撃したクラスメートや

それを聞きつけ心配した彩香が駆け寄ってきた。



「璃子~!!大丈夫?!!」



「う、うん。もう大丈夫。」



うなづく私に彩香は、自分のことのように心配して激怒する。



「痴漢ってマジ最低!!!バレなきゃいいと思ってんのかな!?

好きな男にさえ指一本触れさせたことない璃子の体に手出すなんて!!!」



「ホント!!!次会ったら、あいつらの股間蹴っ飛ばしてやるよ!!!」



私はそう元気に言ってみせた。


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