運命

青春の登下校

今日ほど時間が長く感じられた日はなかった。



逢いたい・・早く・・君に・・



終礼のチャイムと同時に教室を飛び出す。

勿論、図書館へ直行だ。




街に出る。ふと、後ろに男の人の気配を感じる・・




怖い・・




思わず振り返る。体が無意識に震えていた。

後ろにいる男の人が、皆痴漢に思えて仕方がなかった。

女子高だから学校にいる時にはさほど感じなかったけど、

今朝の出来事がトラウマになっているのかも・・



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