運命
「璃子!」


後ろで陸が私を呼ぶ。

振り返った瞬間、電車がカーブで大きく揺れる。


「うわっ!!」


よろめいて陸に寄りかかる・・

私の目線は、長身の陸の胸の辺りだった。


「大丈夫?!」

「うわっ!!」


覗き込んだ陸の顔が、私の目の前に!!!陸、近いよ!!!


心拍数急上昇・・



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