運命
今日は、明日の初デートに向けて、テスト期間中願掛けで?生やし放題だった髪を切って、

かわいいワンピースを買いに行く予定だった。


昨夜、ネットで調べた口コミ№1の美容室に予約を入れていた。



飛び起きる。



「璃子死んだのかと思うくらい深い眠りだったわね!」



ママは、軽いイヤミを言いながらも、私のブランチを用意してくれた。


ブランチを済ませ、支度をして、家を出る。



電車で1時間の隣の県の中心街へ向かう。田舎だから、この辺には、若者の購買意欲をそそるようなお店はないのだ。



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