チャット恋愛注意報!!2 ~メガネ男子とハプニングkiss !?~ (旧)
好き。
………
……
…
私の家まで、あと少し。
「YUKI。 送ってくれてありがとね」
「ううん、全然」
「このあとまた電車に乗ってお家に?」
「そうなるね。 原付は学校に置いて来ちゃったし」
と言う言葉で、初めて知る。
YUKIって、バイクで学校に通ってたんだ……。
「あの……なんかごめんね? バイクなのに、一緒に電車だなんて……」
「いいよ、たまには電車に乗りたいって思ってたから。 それに……」
「……それに?」
クスッと笑ったYUKIが、私の髪をそっと撫でた。
「俺、咲良と一緒に居たかったんだよ」
「え……?」
「そばに居たい。って、思ってた」
私の、そばに……?
「あ、の……YUKI、それって……」
「ゴメン、電車の時間が迫ってるからそろそろ行かなきゃ」
「あ……うん……」
私から離れてひらひらと手を振ったYUKIは、やっぱり優しく笑っていて。
その顔を見ているだけで、私の心臓はドキドキを増していく。