チャット恋愛注意報!!2 ~メガネ男子とハプニングkiss !?~ (旧)
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その後、私たちは色々なお店を見て回った。
雑貨屋さんに洋服屋さん、CDショップに、何故か家電量販店などなど。
……なんだろう。
クリスマスイブに二人で街を歩いているのに、恋人とかそういう感じはまったくない。
友達とブラブラしてるだけ。 時間を持て余してるだけ。 そんな感じだ。
……コレが私とYUKIの関係なんだろうなぁ……。
一緒に過ごして二人で笑い合うけれど、恋人っぽい雰囲気はまったくない。
男友達と歩く女。 女友達と歩く男。
それ以外なんてないし、この先もずっとそんな感じなんだろうな……。
「咲良、ちょっとゴメン。 家族から電話だ」
「あ、うんわかったー」
家電量販店を出てすぐに、YUKIが私から離れて電話を始めた。
だから私は入り口のところで携帯を見つめて、時間の確認。
もうすぐ5時だから、空はだいぶ暗くなってきた。
……あ、今のうちにお母さんにメールしておこう。
多分このあとYUKIとご飯を食べるから、帰りは少し遅くなる。
【友達と過ごすから、お母さんはお父さんとどうぞごゆっくり♪】なーんて送っちゃおうかな?
うちの親ってば、いい年なのにラブラブパワー全開で。
『行ってきます』と『お帰りなさい』のチューは必ずだし、二人で一緒にお風呂に入ったりもする。
……もう少し自重してもらいたい。と思うけど、まぁ今日はクリスマスイブだし、私が居ない間にどうぞご自由にっ!! ってことで、メールを送信っ。
と、そんなことをやってたうちにYUKIが戻ってきた。