チャット恋愛注意報!!２ ～メガネ男子とハプニングkiss !?～ （旧）

「桜子は彼女じゃないけど、普通に『シュウ』って呼ぶよ？」

「そ、それはっ……二人はとっても仲がいいからでしょっ？」

「俺は、桜子とも咲良とも、いい関係が築けてるって思ってるけど」

「……でも、私と桜子ちゃんは全然違うからっ」




だって私は、YUKIのことが好きだから……。

いっぱいからかわれて、イヤな思いをすることもあるけれど。


それでもやっぱり、YUKIが好き……。




YUKIは桜子ちゃんとも私とも、『いい友達』としての『好き』だと思うけど。

私の『好き』は、違うんだよ……？








「……もうここで大丈夫だから、あとは一人で帰るねっ!!」




駅が見えてきたから、YUKIに頭を下げてから歩き出す。

この駅から数駅進んだところに私が普段利用している駅がある。

だからもう、一人で大丈夫。



……一緒に居ると、涙が溢れそうになってしまう。

だから、一刻も早く一人になりたかった。










……結局そのまま、YUKIが追いかけてくることはなく。

私は一人で電車に乗り、どこにも寄ることなく帰宅。


昨日はみんなで笑い合って最高に楽しい一日だったけれど、今日は一人で寂しいクリスマス。



そのまま何事もなく、静かにクリスマスは終了となった。