チャット恋愛注意報!!2 ~メガネ男子とハプニングkiss !?~ (旧)
似た者同士
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数日が経って、今日は元旦。
私はイトちゃんと一緒に初詣に向かうため、街を歩いていた。
「そっかぁ……あの人にフられちゃったんだ」
「うん。でも『いい友達』だよ」
今までずっと言わずにいたことをイトちゃんに話した。
内訳としては、YUKIに恋をしたこと、そして告白してフられたこと、だ。
YUKIの家に泊まったこととかは、さすがに言えなかったけどね……。
「『いい友達』って……それ結構ツラいじゃん」
「んー……でも、一緒に居て笑い合えることが幸せだから」
「……あのねぇ咲良。 そんなんじゃ一生独身だよ?」
イトちゃんは呆れ顔で私を見てるけど、私は微笑むだけだった。
……恋人になれないとしても、一緒に笑って話すことが出来る。
そういう関係でもいい。 それが私の幸せなんだ。
……と、自分に言い聞かせている。
実際、幸せなことだと思う。
普通は、告白してフられたあとは関係がギクシャクしてしまうだろうけど、私とYUKIは笑って話すことが出来ていた。
冬休みが明けて学校で再会した時も、きっと笑って話すことが出来る。
それは、本当に本当に幸運なことだと思う。
YUKIのそばに居られる。 それは最高に幸せなことなんだ。