桜が舞い散る頃に・・・ (完結)
「もぅ、いいょ。・・・もぅ、言わなくていい」
もう、そんな話しを聞きたくない。聞けば聞くほど、人がどれだけ醜いか実感させられるから
「ごめんね、梓。こんな暗い話しをしちゃってさ・・・」
「平気だよ。少しでも悠太のことを知れたなら、それだけでいいから」
「ありがとう、話してくれて」
「ううん。あのさ」
「ん?」
「今日も一緒に寝たい・・・だめ?」
「いいよ」
やっぱり、私は悠太がいないとダメみたいです。
両親の代わりとはいかないけど、私らしく悠太に愛をあげていきたいなと思う。