桜が舞い散る頃に・・・ (完結)
~悠太side~
梓に僕の過去を話せて良かったと思う。
「梓〜」
「キャッ・・・ど、どうしたんだ悠太」
「ううん、なんでもな〜い」
そういいながら、梓を後ろから抱き締めるように抱きしめる
「僕、梓に出会えてよかった・・・これからも、ずっと一緒だよ?」
「勿論だよ。何当たり前のこと言ってんの?」
どうした?という顔をしながらも頭を撫でてくれる仕草は、母親そのもの
(梓が僕の母親だったらな・・・)
と、考えることが多くなった。
なんでだろ?
「悠太?」