桜が舞い散る頃に・・・ (完結)

「大丈夫、大丈夫だよ?もしかしたら、慰めに過ぎないかもしれない。けど、これだけは言わせて?」




「何?」




「弟さんは、大切な姉を助けることが出来て良かったと喜んでると思うよ?」




「そうかな?」




「後、もし、僕が梓の弟なら姉を助けることが出来て嬉しいと思うけど、いつまでもいつまでもひきずってないで前を向いて欲しいって思うよ?」




自分のせいにしてこれからの人生を生きているより、自分の分まで生きて幸せになって欲しいなっておもうけどな・・・





「そうかな?棗はそう思ってくれてるかな?」





「少なくとも、僕はそうおもう」

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