桜が舞い散る頃に・・・ (完結)
「そうだったらいいな」
ポロポロと涙を流す
「ありがとう・・・ありがとう棗。棗のおかげで、悠太に会うことが出来たし真穂っいう友達も出来た」
うん、そうだね。
僕も、あの二人が僕を産んでくれなかったら、こうして梓と一緒にいることはなかっただろうし、幸せと感じることは無かったかもしれない
(そのことについては、礼をいうよ)
「悠太」
「ん?」
「いつか、棗の墓参りに行こ?棗が救ってくれたから悠太会えたんだよ?ありがとうっていいに行きたいんだ」
そんなの、どこに断る理由があるんだ?