桜が舞い散る頃に・・・ (完結)
真帆は頭の中が真っ白になった。梓が言っていた嫌な予感がこのような形で当たるとは、真帆も思っていなかったのだ。
「悠太君!」
「!・・・真帆さん、蘭さん」
「梓はっ!」
「ついさっき、手術室へ入りました」
「!ね、ねぇ、何があったの?それに、撃った人は誰なの?」
「・・・」
悠太の顔は先程のことを思い出したのか、悔しそうに歪み視線を逸らした。
「ねぇ、教えてよっ‼︎」
ガッ
「真帆!」
「梓を・・・梓を返して!」
悠太の頬を殴る真帆を蘭がおさえる
「っ!」