桜が舞い散る頃に・・・ (完結)
「しかし」
成功し喜んでるのも束の間、先生は顔をしかめる。
「?どうしたんですか」
「あまりにも出血が多く、現在意識不明の状態です」
「「「!!!!」」」
三人は絶句した。
「そんな・・・先生!どうにかならないんですか⁉︎」
「・・・」
担当の先生はただ首を横に振るだけだった。
「・・・」
真帆はペタンと床に座り込んでしまった
「病室にご案内します」
蘭はなんとか真帆を支え、看護師の後について行く。
「此方です」
「「「・・・」」」
そとには、“403『高橋 梓 様』”と書かれた札があった。