桜が舞い散る頃に・・・ (完結)
「まぁ、いいんじゃない?相手にしてあげなよ。みてみ、悠太の顔を」
「・・・」
そう言われ、見ると何故か頬を膨らます悠太
「何故、頬を膨らます?」
「だって、梓が構ってくれないんだもん」
分かってるのなら離れろよ
「とりあえず、帰るぞ」
「ほーい」
「はーい」
「って、お前はいい加減に離れろ!」
歩きにくく、離れろと言っても離れない悠太。
何故、こうなったか。
それは、今から約一ヶ月前のある日まで遡ることになる・・・