桜が舞い散る頃に・・・ (完結)
「確かに、あの時は何度死たいと思ったか・・・どれだけ、楽になりたいと願ったか・・・」
【な、なら!】
「でもね」
プチ…プチプチ
【!】
私を縛り付けていた、紐みたいなのがほどけていく…
「どんなことをしても、二人は生き返ってはきやしないんだ。どんなに願っても・・・ね」
どんなことをしても、理(ことわり)を壊すことは出来ない。
ましてや、人を生き返らせるなんて…
「だからその人の、その人達の分まで私は生きなきゃならない」
【そんな事をしたって!君の重荷が無くなるわけじゃなしはずだ‼︎】