桜が舞い散る頃に・・・ (完結)

きっと、私の勘違いかもしれないけど、ずっと一人だったんだ…



人の心の中には闇がある。それは本当のことだと思うんだ。



だって現に、私は颯斗を殺した奴等を原形が留めないくらいに痛めつけた…




それが関係しているのか分からないけど、何と無くだけどわかるんだ。




【・・・ずっと、一人だった。梓は自分が憎かった。大切な人を守れない自分自身が・・・。でも、心の中でもっと自分に力があったらって・・・】




そう、無自覚にそう思っちゃったんだね。だから、無意味な喧嘩とか習い事をやって弱さを隠してたんだ。

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