桜が舞い散る頃に・・・ (完結)
「・・・笑っちゃうよね。誰とも関わるつもりなんて無かったのにさ。結局は寂しくて一人ぼっちになるのが嫌で・・・本当、矛盾だらけだ」
【そんなこと無いよ】
「え?」
【確かに僕が生まれた理由はそうだけど、僕は梓にもう傷ついて欲しくないんだ。大切な人だからそさこそ・・・ね】
「・・・」
シャインの目には嘘偽りが無い。心から思っていることなんだね?
「大切にしてくれるのは嬉しい。でも、私は行かなくてはならない」
【そこに・・・辛く、悲しい結末があったとしても?】