桜が舞い散る頃に・・・ (完結)
梓の生還
「・・・んっ」
目を覚ますとそこはとある病院の病室だった。
「そっか・・・私」
生きて帰って来たんだ。皆の元に…
「ありがとう・・・シャイン。貴方のおかげで、また皆と一緒に居られる」
自分の胸元を掴み、下を向く。
そしてふと、視線を外に向ける。外はもう夕方だった。
「私、何時頃まで眠ってたんだろ?」
そう、考えていると
ガラッ
ん?誰か来たのかな?
「・・・」
「・・・」
ちょっ、この沈黙は辛いぞ‼︎
ガシャンッ
「⁉︎」