桜が舞い散る頃に・・・ (完結)
や、やばっ。手の震えが止まらない。
「折角、大切なものができたのに、それを守るとができなかったって・・・」
悔しくて仕方なかった。
今思えば、梓はあたしの母親代わりみたいなもので…
「真穂」
「えっ?」
ギュッ
「!あ、梓?」
「ごめんね?悠太もそうだけど、今回は皆に心配かけ過ぎた・・・」
「ほ、本当だよ!」
あたしも負けじと梓を抱きしめ返す。
「とても心配したんだから!」
「うん」
「次は無いからね‼︎」
「あぁ」
本当…良かった。