桜が舞い散る頃に・・・ (完結)
「用、なら、ある、よ」
違う、こんな風に震え上がらせたいって訳じゃないのに・・・
「そ、ならはやく終わらせて」
「う、ん」
部屋に入り、自分の荷物をつめる悠太
「・・・そっか、もうお別れなんたね」
「えっ?」
「あっ、い、嫌、なんでもない」
何言ってんだよ‼これは悠太自身が決めてやっていること。
あのに・・・なんでこんなに胸が裂けそうな思いになるんだろうか。
「・・・じぁね。梓」